O 講義


線形代数学I(2) (Linear Algebra I)
2単位 春期学期 京田辺 火曜日 2講 TC1-332
近藤弘一 (KONDO, Koichi) (コンドウ コウイチ)

講義ノート(順次更新)

タイプ済みノート (HTML, PDF, PDF2, GZipped Postscript)
追加分の手書きノート (PDF)

概要

線形代数は数理科学においてもっとも重要で有用な道具の一つである.春期の講義 では連立1次方程式の解法について重点的に学習する.行列,ベクトル,行列式の 演算に習熟し,線形代数学の基本的概念を習得することを目標とする.

授業計画

No. 日付 講義内容 教科書範囲
第1回 2003/04/08 行列とベクトル,行列のいろいろ pp.1-5
第2回 2003/04/15 行列の演算とその緒性質,行列の分割 pp.6-13
第3回 2003/04/22 連立一次方程式の行列表現, 連立1次方程式の基本変形,掃き出し法 pp.14-22
第4回 2003/05/06 行列の簡約化と階数,連立1次方程式の解法 pp.23-31
第5回 2003/05/13 行列の基本変形 pp.32-33
第6回 2003/05/20 逆行列,行列の正則性 pp.34-37
第7回 2003/05/27 置換,行列式の定義 pp.38-43
第8回 2003/06/03 中間試験 ---
第9回 2003/06/10 行列式の性質 pp.44-53
第10回 2003/06/17 余因子行列,クラーメルの公式 pp.54-59
第11回 2003/06/24 ベクトル,内積,ノルム,外積 ---
第12回 2003/07/01 直線の方程式,平面の方程式 ----
第13回 2003/07/08 基底と線形結合,線形変換,回転行列 ---

成績評価

自主提出レポート加点 計算を繰り返し行ない,基本的な計算手法を体得する. いかに多くの計算を行なったか評価する.
中間試験 (PDF) 50点 行列,ベクトル,および連立1次方程式の解法に関する習熟 度合いを評価する.
学期末試験 (PDF) 50点 行列式の計算法に関する習熟度合いを評価する.
平常の学習結果と学期末試験を合わせて評価を行なう.

レポート提出方法

  • 対象:提出は自由.
  • 期限:期限は期末試験の前日まで.
  • 提出先:提出は講義中に提出するか, 近藤の部屋(YE-211)もしくは 理化学館2階の郵便入れに提出のこと. 確実に近藤の手元まで届くようにすること. 工学部事務室には提出しない.
  • 書式:レポート用紙は同志社指定のレポート用紙を用いること. (紙のサイズをあわせて紛失を防ぐため.) レポート用紙はホチキスで左肩に一つ縦に綴じること. レポートの形式は実験レポート等の書き方を参考に全体をまとめること. 表紙を用意する.タイトル,講義名,氏名,学籍番号,提出日を書くこと. 問題の内容は必ず書くこと.
  • 内容:講義の内容に関連するものであれば問題は自由. 特に講義で述べた問題を中心に行なう. 演習等で行なった問題の復習も可.
  • 評価:努力の量を評価する. 友だちのレポート等を写した場合は両者ともに減点. よく分からない問題は無理に提出するのではなく, どこが分からないをまとめてレポートに書くこと. 問題の解答率の良し悪しはいっさい評価の対象にしない.

テキスト

三宅敏恒著『入門線形代数』(培風館,1991年)

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Kondo, Koichi
kondo_koichi@amath.doshisha.ac.jp
Last modified: 2003/09/09