3.8 解が存在しない連立 1 次方程式
例 3.32 (解が存在しない具体例) 方程式
(457)
を考える. 拡大係数行列の簡約化を行なうと,
(458)
を得る. 方程式に書き戻すと
(459)
となる. 最後の行はとなるから, どのような
をとっても成立することはない. よってこの連立方程式の解は存在しない. ここで
(460)
が成り立つことに注意する. このとき解をもたない.
Kondo Koichi
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平成17年9月15日