O 講義


線形代数学II(2) (Linear Algebra II)
2単位 秋期学期 京田辺 火曜日 2講 KD104
近藤弘一 (KONDO, Koichi) (コンドウ コウイチ)

講義ノート(順次更新)

タイプ済みノート (HTML, PDF, PDF2, GZipped Postscript)
未タイプ分手書きノート (PDF)

概要

春期の講義では連立1次方程式の具体的な解法に重点をおいた. 秋期では行列やベクトルの抽象的な性質を学習する. ベクトル空間,線形写像の理解と行列の固有値の習得を目標とする.

授業計画

No. 日付 講義内容 教科書範囲 演習問題
第1回 2003/09/30 体,ベクトル空間,部分空間 63-67 ---
第2回 2003/10/07 1次独立性と1次従属性 68-69 演習1(PDF)
第3回 2003/10/14 1次結合の記法 69-75 演習2(PDF)
第4回 2003/10/21 ベクトルの1次独立な最大個数 76-81 演習3(PDF)
第5回 2003/10/28 ベクトル空間の基底と次元 82-86 演習4(PDF)
第6回 2003/11/04 線形写像 87-89 演習5(PDF)
第7回 2003/11/11 線形写像の表現行列 90-97 演習6(PDF)
第8回 2003/11/18 中間試験 --- ---
第9回 2003/12/02 行列の固有値と固有ベクトル 98-103 演習7(PDF)
第10回 2003/12/09 行列の対角化 104-106 演習8(PDF)
第11回 2003/12/16 内積空間 107-115 演習9(PDF)
第12回 2004/01/13 正規直交基底と直交行列 116-120 演習10(PDF)
第13回 2004/01/20 直交行列と対称行列の対角化,ベクトル空間の和 121-127,115 演習11(PDF)

成績評価

自主提出レポート 加点 計算を繰り返し行ない,基本的な計算手法を体得する. いかに多くの計算を行なったか評価する.
中間筆記試験 (PDF) 50% 部分空間,基底,線形変換,核,像に関する習熟度合いを評価する.
学期末筆記試験 (PDF) 50% ベクトル空間,線形写像の理解度, および行列の固有値の計算法に関する習熟度合いを評価する.

平常の学習結果と学期末試験を合わせて評価を行なう.

レポート提出方法

  • 対象:提出は自由.
  • 期限:期限は期末試験の前日まで.
  • 提出先:提出は講義中に提出するか, 近藤の部屋(YE-211)もしくは 理化学館2階の郵便入れに提出のこと. 確実に近藤の手元まで届くようにすること. 工学部事務室には提出しない.
  • 書式:レポート用紙は同志社指定のレポート用紙を用いること. (紙のサイズをあわせて紛失を防ぐため.) レポート用紙はホチキスで左肩に一つ縦に綴じること. レポートの形式は実験レポート等の書き方を参考に全体をまとめること. 表紙を用意する.タイトル,講義名,氏名,学籍番号,提出日を書くこと. 問題の内容は必ず書くこと.
  • 内容:講義の内容に関連するものであれば問題は自由. 特に講義で述べた問題を中心に行なう. 演習等で行なった問題の復習も可.
  • 評価:努力の量を評価する. 友だちのレポート等を写した場合は両者ともに減点. よく分からない問題は無理に提出するのではなく, どこが分からないをまとめてレポートに書くこと. 問題の解答率の良し悪しはいっさい評価の対象にしない.

テキスト

三宅敏恒著『入門線形代数』(培風館,1991年)

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Kondo Koichi
kondo_koichi@amath.doshisha.ac.jp
Last modified: 2003/12/15