![]()
![]()
![]()
![]()
Next: 11 ランダウの記号 Up: 5 テイラー級数 Previous: 9 テイラー級数による関数の近似   Contents
10 近似関数の誤差の評価
関数
の
次近似式
の誤差
を考える. テイラー展開
(720)
より
(721)
が成り立つ. 誤差(error)を
(722)
と定義すると, 上の式より誤差は
(723)
と表される.
例 5.41 (誤差の評価の具体例)を多項式で近似する.
まわりでテイラー展開して近似式を計算すると
0 次近似: (724) 次近似:
(725) 次近似:
(726) 次近似:
(727)
を得る. 誤差は
(728) (729) (730) (731)
である. ここでを用いた.
いま
のときの誤差を考える. このとき誤差は
有効桁数: 桁程度
(732) 有効桁数: 桁程度
(733) 有効桁数: 桁程度
(734) 有効桁数: 桁程度
(735)
となる.近似の次数が大きいほど誤差は小さい. 次に誤差が
以下となるような
の範囲を求める. 上の誤差の評価式より
(736) (737) (738) (739)
となる. 近似の次数が上がるほどの範囲が広がっている.
問 5.42 参考書(p.69)問題 3-6 1.
![]()
![]()
![]()
![]()
Next: 11 ランダウの記号 Up: 5 テイラー級数 Previous: 9 テイラー級数による関数の近似   ContentsKondo Koichi
![]()
![]()
Created at 2004/08/14