1.1 集合
定義 1.1 (集合) ある一定範囲にある対象物の集まりを1つの全体として考えるとき, これを集合(set)という. その範囲内の個々の対象物を元 または要素(element)という. が集合 の元であることを, は に属する(belong), または は を含む(包含する)(contain)といい, と表記する.その否定を と表記する.ある元 が条件 をみたすとする. このとき,条件をみたす 全体の集合を
と表記する.
定義 1.2 (数の集合)
- 自然数(natural number)全体の集合:
- 整数(integer)全体の集合:
- 有理数(rational number, rational integer)全体の集合:
- 実数(real number)全体の集合:
有理数と無理数(irrational number)全体の集合
- 複素数(complex number)全体の集合:
定義 1.3 (行列の集合)
- 実列ベクトル全体の集合:
- 複素列ベクトル全体の集合:
- 実行ベクトル全体の集合:
- 複素行ベクトル全体の集合:
- 実行列全体の集合:
- 複素行列全体の集合:
定義 1.4 (その他の集合)
- 高々 次の実係数多項式全体の集合:
- 区間 で連続な関数全体の集合: .
- 回微分可能でかつ 階導関数が連続な関数全体の集合: .
- 無限回微分可能な関数全体の集合: .
平成20年2月2日