4.4 行列式の定義
定義 4.38 (行列式)次正方行列
に対して
(673)
をの行列式(determinant)という.
の行列式はまた
(674)
と書き表す.
例 4.39 (行列式の具体例)のとき,
(675)
より,行列式は
(676)
のとき,
(677)
より, 行列式は
(678) (679) (680)
のとき,
(681)
より,行列式は
(682) (683)
問 4.40 (行列式の具体例)次の行列式を定義に従い書き下せ.
注意 4.41 (サルスの方法)次の行列式まではサルスの方法により 符合が簡単に定まる. 右斜め下向きの組合わせでは正をとり, 左斜め下向きの組合わせでは負となる.
次以上の行列式ではこのルールは適用できない.
(684) (685) (686)
注意 4.42 (行列式の計算) 置換を一組ずつ互換をとると,
置換
偶 奇 偶 ![]()
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を一組ずつ互換をとると,
偶 奇 偶 奇 ![]()
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平成20年2月2日