1.7 写像
定義 1.27 (写像) 集合 , において, の各元 に対して の元 を 1 つずつ対応させる規則 が 定まっているとき, を から への写像(mapping)という. これを
と表記する. は関数(function)とも呼ばれる. また, のときは, 特に写像のことを変換(transformation)ともいう.
例 1.28 (写像の具体例) ひらがなの集合とカタカナの集合
あ い う え お かア イ ウ エ オ カ
を考える. ひらがなをカタカナに書き換えるという規則を とするとき, は から への写像であり,
あアいイうウうエおオかカ
と書ける.
例 1.29 (写像の具体例) ある実数を 倍して 1 を足すという規則を とする. このとき は写像であり,
と表される.
平成20年2月2日